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横綱・日馬富士暴行事件 相撲協会関係者には緘口令か

 

matchateacoffee.hatenablog.com

※上記の記事の続報です。

※後に公表された情報に基づき、記事を訂正しました。ご了承ください。

概要

 横綱日馬富士が先月26日、鳥取巡業前の酒席において、東前頭8枚目・貴ノ岩をビール瓶で殴打し負傷させた事件。14日、日馬富士の師匠である伊勢ケ浜親方は貴ノ岩への暴行の事実を認めた。一方で、貴ノ岩の師匠である貴乃花親方は10月下旬までに、鳥取県警に被害届を提出したことを明かした。

 被害届を県警に提出したことで、今回の傷害事件として立件される見込みが高くなった。県警と日本相撲協会危機管理委員会は、トラブルの有無など事実関係の確認を進めており、関係者から事情を聴く模様である。

 日馬富士は14日の朝稽古後に、伊勢ケ浜親方と共に貴乃花部屋(福岡県田川市)に謝罪に出向くも、貴乃花親方は謝罪に応じることは無かった。

 日馬富士は負傷を理由に、本日から休場した。

 

筆者のコメント

 今回の暴行事件の発生日は10月26日であったが、今日までこの事件が明かされなかった。10月26日の酒席は、モンゴル人力士と一部の日本人力士が集って開催された。ということは、白鵬鶴竜など他の力士や関係者などがこの暴行事件の存在を知っていたはずである。だが、この事件の全容が明かされるのは今日であった。おそらく、今回の酒席の参加者に対して、日馬富士本人又は協会側から緘口令が敷かれ、金が物を言わせた可能性もある。もし、他の力士や関係者が緘口令を破り、早期にこの事件を日本相撲協会幹部やマスコミに伝えていれば、協会側は日馬富士に対して当場所を含めた出場停止処分を科すことなど、本場所での混乱は最小限で済んだものと考察する。

 とはいえ、日馬富士は暴行事件を起こした以上、横綱として、そして力士として失格である。過去に起きた同様な事例を踏まえると、今回の日馬富士には「解雇」以上の処分が妥当である。しかも、日馬富士は一般の方ではなく、力士に対して暴行した。これは、相撲ファンの信頼を失うことだけでなく、力士という日本相撲協会の商品や看板を毀損する行為に等しい。このような点を踏まえると、1925年の現法人設立以来、初の「除名」処分を日馬富士に科しても重くはないであろう。

 協会は日馬富士と関係者に対して厳格な処罰を求めると共に、日馬富士は刑事事件での罪を償うべきであろう。

 今後は、このような事件が再発しないように願うばかりだ。

 追記:14日までこの暴行事件の全容が明かされなかった理由として、10月26日に暴行事件が発生した翌日に、日本相撲協会幹部が貴乃花親方と伊勢ケ浜親方の双方に電話で事情を聞くも、双方とも貴ノ岩日馬富士の暴行を受けたという報告を否定し、幹部がこの事態を軽く受け取ったことが原因でした。誤った見解を執筆してしまい申し訳ありませんでした。謹んでお詫び申し上げます。