富岡八幡宮4人殺傷事件続報 長子さん「それっておかしくありませんか」 茂永容疑者「地獄へ送る」
- 概要
- 長子さんが神社本庁から7年間宮司任命されず
- 2017年、富岡八幡宮が神社本庁から離脱し、長子さんが宮司に
- 宮司就任後も不満を持つ長子さん
- 弟・富岡茂永容疑者も富岡八幡宮の宮司を務めた経歴を持つ
- 長子さんと茂永容疑者とのトラブルは10年以上続いた上で…
概要
この記事では、富岡八幡宮での殺傷事件が発生する原因について推測する記事です。事件の詳細については、以下の記事に掲載しています。こちらをご覧ください。
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長子さんが神社本庁から7年間宮司任命されず
関係者によると、2010年に同八幡宮で先代宮司であった父親が退任したことを受け、同八幡宮の責任役員会で長女の富岡長子さんを宮司にするよう、全国の神社を統括する神社本庁(東京)に具申しましたが、今年まで7年間にわたり、神社本庁からの返答は皆無でした。
2017年、富岡八幡宮が神社本庁から離脱し、長子さんが宮司に
神社本庁の対応を受けて、2017年に入り、同八幡宮の責任役員会は同八幡宮が神社本庁から離脱するか否かについて議決を実施しました。議決の結果、正式に神社本庁からの離脱が決まり、長子さんが宮司に就任しました。
宮司就任後も不満を持つ長子さん
今回の事件で犠牲になった長子さんのブログによると、7日午後2時ごろにブログを更新されていました。ブログの内容としては、神職が集まる飲み会で長子さんが、同八幡宮の神社本庁からの離脱と女性宮司の誕生に気に食わない他神社の神主によるセクハラ行為やパワハラ行為などあらゆるトラブルに巻き込まれたとのことでした。それを受けて、長子さんのブログには以下の通り記載して、飲み会への参加を嫌がっていたことが伺えます。
その事が、私が神職の飲み会に参加しなくなった要因の一つなのですが、それらの行為もそうですが、それを周りの人間は止めるどころか、増長させる事を言っていることすら理解出来ないくらい、モラルがない人が多いのです。
(中略)
〇〇さんと▽▽さんは同級生で同じ年だから、同じような価値観を持っているのだと思いますが、私は嫌なものは嫌なんです!
それっておかしくありませんか?
この飲み会には茂永容疑者が同席していたのか否かは不明ですが、長子さんは後に開かれた同会を欠席するようになるなど、不満を持っていたことが伺えます。
弟・富岡茂永容疑者も富岡八幡宮の宮司を務めた経歴を持つ
今回の殺傷事件で長子さんを殺害した茂永容疑者も一時宮司を務めていましたが、離婚を2度、結婚を3度行うなど、素行が非常に悪く、2001年に父親の興永さんの手によって退職に追い込まれた経緯があります。
また、茂永容疑者が宮司退職後の2006年ごろには、長子さんに対して「地獄へ送る」「覚悟しておけ」「積年の恨み」などと記したはがきを送り、脅迫の疑いで逮捕されるなど、宮司を退職に追い込まれたことに対する不満を持っていたことが伺えます。
長子さんと茂永容疑者とのトラブルは10年以上続いた上で…
茂永容疑者が宮司を退職後にも、同八幡宮の相続税に関して長子さんと次女と争い続けた経緯があり、あらゆる権力争いやトラブルに不満を持っていたことが伺えます。
このように、長子さんと茂永容疑者は10年以上に渡って互いに不満を持っていたことが分かり、今回の事件がいつ勃発しても不思議でない家内状況に陥っていたことが伺えます。
そういう中で、2010年に長子さんが宮司の代役として就任、2017年に長子さんが正式に宮司に昇格し、茂永容疑者の不満はより増大していたとのことでした。
筆者のコメント
今回は、八幡宮の利権争いが要因で発生した殺傷事件。今後は、神社や寺を含めた利権や人事について、該当者により合理的理由をつけて説得しなければ、他の施設でも同様な事件が発生する恐れがあると思います。今後、同様な利権争いが繰り広げられている寺院などについては、警備を強化することも検討するべきだと考察します。