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台風被害と脱線事故で一部単線運転の南海本線 明日23日から複線復旧

概要

南海本線、11月23日から通常ダイヤに 男里川橋梁下り線の仮復旧が完了 | 乗りものニュース

 南海電気鉄道南海本線では台風21号の豪雨の影響で、11月1日から樽井駅~尾崎駅間で上り線を用いた単線運転が実施していましたが、11月23日から同区間において上下線を用いた複線運転を再開することになりました。これにより、運休していた同線の特急「サザン」は運転を再開し、JR阪和線への振り替え輸送は終了します。

 10月22日に、南海本線の樽井駅~尾崎駅間に架かる男里川橋梁の下り線の橋脚が台風による洗堀で陥没し、線路が傾斜した状態で4両編成の下り普通電車が走行し脱線しました。普通電車の乗客のうち、5人が負傷しました。

 この為、10月23日から10月末まで、同線の樽井駅~尾崎駅間は不通となり、同区間を含む樽井駅~箱作駅間で代行バスが走行し、JR阪和線への振り替え輸送も実施されました。

 11月からは、沿線利用客や和歌山市長からの要望を受け、樽井駅~尾崎駅間で上り線を使った単線運転を実施しましたが、復旧区間での運行がラッシュ時を除いて普通列車の運転で、間隔も約30分間隔と通常の3割程度の本数しか運転できず、沿線の利用者に多大なる影響を及ぼしていました。

 11月11日からは、臨時ダイヤが変更され、普通列車の運行間隔が通常と同じ15分間隔に増発され、ラッシュ時には一部の急行の運転も再開しましたが、特急「サザン」や一部の列車は引き続き運休し、通常の6割程度の本数での運転の為、利用者による混乱は収束しませんでした。

 今回、台風被害及び脱線事故で損傷した下り線の仮復旧が終了し、試運転などにより安全確認が完了した為、11月23日から全線で複線運転を再開します。

 これを受けて、上下線とも通常ダイヤでの運転を再開し、特急「サザン」も全区間で運転再開します。JR阪和線への振り替え輸送は本日22日で終了します。

高野線高野下以南では運転見合わせが続く

 南海高野線高野下駅極楽橋駅間では、台風21号の影響で上古沢駅付近において線路を含む斜面の広い範囲で地すべりが発生した為、運転見合わせが続いています。運転再開の目途は立っていない状況です。同区間を含む同線橋本駅鋼索線高野山駅間ではバス代行輸送を実施しています。

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