今年のゆるキャラGP、ご当地部門で千葉県成田市「うなりくん」が制す
概要
ご報告〜。
— うなりくん (@unarikun_narita) 2017年11月19日
ぼくね「ゆるキャラ®︎グランプリ2017」ご当地キャラ部門、グランプリになりました(嬉)!
ず〜っと夢みてた「この星の一等賞」だよ(感涙)。
ぼくがこの星の一等賞に輝くことができたのは、応援してくれたみんなのおかげです。大感謝〜!うな。#うなりくん #ゆるキャラグランプリ2017 pic.twitter.com/5JUC6xNtjF
19日、全国自治体のキャラクターの頂点を決める「ゆるキャラグランプリ2017」の人気投票結果が19日に三重県桑名市のナガシマリゾートで発表され、ご当地部門では、千葉県成田市観光プロモーション課の「うなりくん」が80万5328票を獲得し優勝しました。
第2位は愛知県知立市の「ちりゅっぴ」の76万6359票、3位は大阪府東大阪市の「トライくん」の50万3846票でした。
今回はご当地部門と企業・その他部門を合わせて全国から1158キャラクターがエントリーし、8月1日から11月10日に行われたインターネット投票と、今月18・19日にナガシマリゾートで実施した現地投票を合算した票数で競われました。
同行した関根賢次副市長は「もう泣きそうです。千葉から遠く離れた『アウェー』で優勝でき驚きました。市民の皆さまが応援してくれたおかげで全国1位になりました」と喜びました。
企業・その他部門では、りそなグループのネコ型キャラクター「りそにゃ」が優勝しました。
「うなりくん」の名前の由来は
「うなりくん」の末尾の「くん」に関しては、敬称を示すものと考察されますが、「うなり」は下記の由来から掛け合わせて名づけられたようです。
- 「うなぎ(鰻)」:貫禄時代以降、成田市に近い利根川や印旛沼で捕獲したうなぎを、成田山表参道近くの和食店で調理し、成田山の参拝客に振舞っていることから。
- 「なりた(成田)」:成田市のPRキャラクターであることから。
成田市観光キャラクターうなりくん(うなりくんプロデュース研究会)
「うなりくん」のプロフィール
成田市の公式ホームページによると、「うなりくん」のプロフィールは以下の通りとなっています。
※各文の語尾に「うな」とつけるのは、このキャラクターの特徴のようです。
活動開始日は上のプロフィールには書かれていませんが、2010年4月の模様です。
しかし、ゆるキャラのプロフィール全般に言えることですが、現実的にはありえない設定になっているのが特徴です。また、各文の語尾に「うな」とつけることにより、親しみやすいキャラクターを創造していることが分かります。
「うなりくん」の知名度を上げた「うなりくん なう!」
成田市の特別観光大使として、2010年から活動を開始した、「うなりくん」。日々、市のイベントなどに参加する中で、市民から歌手デビューを求める声が寄せられました。
市民の待望を受けた成田市役所は、2013年に「うなりくん」を歌手として、メジャーデビューさせることになりました。その際に、成田市の公式ホームページ内に張り出したある歌が各マスコミに取り上げられ、衝撃を受けました。それは、「うなりくん」の知名度向上を目的に、当時のゆるキャラ界では異例の専用のテーマソングであるシングル曲「うなりくん なう!」を作成し、日本クラウンから歌手デビューさせたことでした。(実際の歌は声優の佐藤朱が担当)
結果は成功で、この曲が世に知られて以降、「うなりくん」と成田市の知名度の向上に大きく貢献しました。
発車メロディにも使われている「うなりくん なう!」
2014年からはJR成田線成田駅1番線(主に千葉・東京方面ホーム)の発車メロディにおいても、「うなりくん」のテーマソングである「うなりくん なう!」が使われています。
最後に
2011年に誕生した「うねりくん」は、親しみやすいキャラクターの設定や歌手としてのメジャーデビューなどで知名度を上げた結果、約6年を経て、ゆるキャラの頂点に立ちました。今後も「うなりくん」の活動を期待すると共に、これを追従する別のキャラクターが翌年以降登場するか注目したい所ではあります。