韓国・江原大学勤務の日本人教授 講義中に地震が発生した時の行動が韓国内のSNS利用者から賞賛を集める
地震発生の韓国 日本人の教授の落ち着いた対応が「かっこいい」と話題に - ライブドアニュース
地震の概要
16日、韓国・南東部の慶尚北道浦項市を震源とするマグニチュード5.4の地震が発生した。
同国内では2番目の規模の大きさの地震で、震源に近い浦項地域では一部の道路に隙間が生じ、建物の壁が倒壊し、ガラス窓が割れたりといった被害が相次いだ。
日本人教授が江原大学で地震時にとった行動とは
首都・ソウルから約80km離れた北東部の江原道に位置する江原大学で講義を行っていた江原大学の日本人教授が16日の地震発生時にとった行動が韓国のSNS利用者から賞賛を得た。
教授は、揺れが始まると直ちに、教室のドアを開け、避難導線を確保した後、学生たちには「教科書以外のものをかばんにしまい、もう一度大きな揺れがあったらすぐに外へ避難しなさい」と落ち着いた様子で学生に指示した。
SNSで賞賛された日本人教授
この教授の行動を見て、感心した学生が韓国のSNS上のスレッドで「江原大学の日本人教授のレベル」と題し、「やっぱり日本は災害に対する教育がしっかりしている。国民も地震への対応に慣れているようだ」と投稿した。
投稿後、このスレッドを閲覧した他のネットユーザーからは日本の教育や日本人教授への称賛の声が相次いだ。
筆者のコメント
日本国内では、マグニチュード6.0以上の大規模な地震が幾度も発生しており、日本人は地震の揺れを頻繁に経験している。このことを踏まえると日本人は他国の方と比較して、地震発生時の対応に手慣れていても不思議でない。
特に、学校では避難訓練が定期的に行われる他、地震発生時には落ちてくる物体との接触を避けるため、自発的に机の下などへ隠れるように指導が徹底されている。また、日本国内の建造物は耐震性にも優れており、マグニチュード6程度の地震では建物の倒壊は勿論、ガラスや側壁が崩れることもない。これは、1995年に発生した兵庫県南部(阪神・淡路大震災)で多くの建物が倒壊した教訓を踏まえ、日本国内では新たな建築物に対しては厳しい耐震基準を導入し、既存の建築物においても国や自治体から補助金を一部支給することで耐震補強を徹底している。
このように、日本では「災害発生時には人の命が最優先」であることに徹底している。このような方針が他国にも広がれば良いのだが、残念ながら韓国にはその思考は伝わっていないようだ。
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